危険ドラッグ_麻薬_脱法ドラッグ
 出典:amazon
危険ドラッグとは、麻薬と同様の効果を持つ物質であるにもかかわらず法律に基づく取締りの対象になっていない薬物「脱法ドラッグ」の新名称。

警察庁と厚生労働省は、今までの「脱法ドラッグ」という呼び名では、薬物の危険性を表現できていないとして、新しい呼び名をホームページなどで募集しました。
約8000人からネーミング案や意見を受け、実態を表す新しい呼び名として、『危険ドラッグ』を統一呼称とすることを決めました。
応募されたそれ以外の候補は、「準麻薬」「廃人ドラッグ」「危険薬物」「破滅ドラッグ」など、危険性を表現するために様々な単語が使われていました。

今回の新ネーミングでは、現状の法律では取り締まることが出来ないという一番の問題点をネーミングから外し、危険であることに注目を集める作戦のようです。確かに、ニュースで毎日のように「脱法ドラッグ」「脱法ハーブ」などと聞かされては、あらゆるメディアで広告を出しているようなものです。捕まらない内に試そうと手を出してしまった人も中にはいるでしょう。

しかし、今回の名称変更について、ネットの反応は、おおむね不評のようです。
そもそも、ドラッグは危険な物なので、法律で取り締まることが出来る麻薬は『ドラッグ』、法律で取り締まることが出来ない麻薬の効果を持つ薬物を『危険ドラッグ』として、変なカテゴリを作ってしまいました。ただ、今後、法律を強化して法律を抜けるような麻薬が存在しなくなり、「危険ドラッグ」すなわち「ドラッグ」に集約しようとする厚生労働省の強い意志だと考えれば納得できなくもないです。

個人的には、『危険ドラッグ』という他の薬にも当てはまりそうな名前より、「廃人ドラッグ」や「破滅ドラッグ」など、新しい薬物をイメージさせる言葉の方が良かったような気もします。
今後、厚生労働省は『安全なドラッグは無い!』という事を啓発しなければいけないでしょう。





[ネットの反応]

危険ドラッグって名称ないわ…

危険ドラッグwwwww むしろ可愛らしいwwwww

危険ドラッグなのに危険さが伝わってこない不思議!

「危険ドラッグ」という呼称、ドラッグという言葉自体に危険臭を感じている僕にとっては「頭痛が痛い」みたいな感じ。

まあ脱法ハーブよりは危険ドラッグのほうがましな名前だろう。

危険ドラッグ、って言われても何が危険なのかいまいちわからんしじゃあ安全ドラッグとか安心ドラッグもあるのか?と言いたい

危険ドラッグって合法ドラッグより響きゆるくないか

「脱法ドラッグ」改め「危険ドラッグ」これってどうよ?まるで危険じゃないドラッグがあるみたいじゃないですかやだー

アルコール、カフェイン、タバコ。 危険ドラッグとなるリスクはあるが、合法。

珍走団も母さん助けて詐欺も普及しなかったんだから危険ドラッグもすぐ忘れ去られるよ。

「危険ドラッグ」、非日常な名称だなー。もっと日常にありえる危機的な名称じゃないと。「母さん助けて詐欺」もそうだけどセンス無さすぎ

「危険ドラッグ」を選んだ人と「母さん助けて詐欺」を選んだ人って、かなり重なりあってる気がする。

危険ドラッグってなんだよ。公募したのに、考え得る一番くだらない名前だ。脱法ドラッグ以上に他人事感がすごい。こういうのは思い切って「低脳ホイホイ」とかにすべき。

「危険ドラッグ」かぁ。 「脳壊死ドラッグ」とか、「廃人パウダー」みたいな、もっと具体的に危ないネーミングが欲しかったな。

もう脱法ハーブでも危険ドラッグでも呼び名どうでもいいからALISON兄貴のつけた「パパママごめんなさいドラッグ」って呼ぼうよ(提案)

危険ドラッグの危険はあぶない刑事のあぶないと一緒くらいの抑止力しか持ってませんよね。

師匠「一休、これは危険ドラッグじゃ。決して吸ってはならんぞ。」



[おまけ]

ネットの反応では、かつて「オレオレ詐欺」の新名称として発表された「母さん助けて詐欺」が、『危険ドラッグ』の対比としてよく用いられていました。
「母さん助けて詐欺」は、1年以上前に当サイトでも記事にした言葉。「母さん助けて詐欺」も不評だった割に、意外とよく覚えられているので驚きました。


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