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ラバーダックとは、アヒルの形をしたゴム製またはプラスチック製のおもちゃ。

中空になっているものが多くお風呂やプールに浮かべて遊びます。
世界中で親しまれていて、ゴム製造業が盛んになった19世紀後半に作られたとされています。

ラバーダックレース
このラバーダックはレースとしても使われていて、日本を含め世界各国でダックレースが開催されています。
ほぼ運によって決まるこのレースは、川の上流から下流に向かって数字が書かれたラバーダックを大量に流し、どのダックが一番先にゴールに到達するかを競います。
最も大きな大会では、10万個以上のラバーダックが川に流されます。2013年は約200か所で開催が予定されているそうです。



ラバーダックの大漂流
1992年、香港からシアトルに向かう貨物船が悪天候に巻き込まれて、積荷のラバーダック約3万個を香港近くの海に落としてしまう事故が起きました。
このラバーダック達は海を漂い、インドネシア、オーストラリア、南米、北米、アラスカなど太平洋沿岸のいたる場所に漂着しています。
3年かけて太平洋をほぼ一周し、日本に漂着したラバーダックもあったそうです。
2003年以降にはヨーロッパにも到達する強者も現れており、アリューシャン列島ベーリング海を越えて北側から回って行ったと推測されています。
このラバーダックの大航海は、世界の潮流の動きを調べる大実験となり、多くの研究者が注目しました。米国の調査会社によって報奨金も出されたため、漂着ラバーダックはコレクターの間で高値で取引きされているそうです。

巨大ラバーダック
最近では、2009年から大阪の不動産会社の千島土地が、Rubber Duck Project(ラバーダックプロジェクト)として、全高10メートルの巨大ラバーダックのオブジェを川や海に浮かべ展示する企画を行っています。
展示のスケジュールや詳細は以下ホームページでご確認ください。


今回、香港のビクトリアハーバーで展示されていた巨大アヒルの空気が抜け、ぺっちゃんこになってしまった事が話題となり検索数が上昇しました。



photoblog900

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しぼむ途中の眠たそうな姿は可愛いですが、完全にしぼんでしまった巨大アヒルはただの大きな黄色い丸でした。
主催者側は「メンテナンスのため一時展示を休止し、いつ再開するかは分からない」としています。

1992年の大漂流もそうでしたが、ラバーダックにとって香港は鬼門なのかもしれません。


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[ネットの反応]

てかラバーダック可愛すぎじゃん(泣

あのラバーダック、大阪にもいたなw

ラバーダックに乗って世界中を旅したいわ(〃艸〃)

大阪でも話題になったラバーダックさんが香港で溺れるハプニング。CNNが全世界に発信する事態に。 もしかして・・・と・・・鳥インフル?

ラバーダックがあぁぁ

ラバーダックが!!!!!!!!!うそだー!!!!!!!!!!!!!!

ラバーダックたん…(´;ω;`)

ラバーダックさんが香港で(T ^ T)。きっとまた、大丈夫。

ま、また、会えますよね。。ラバーダックさん。。

人間も、ラバーダックも、休憩が必要ですね。

あのラバーダック、原型は卵じゃなくて目玉焼きだったのか(´;ω;`)


[おまけ]

ラバーダックを膨らましている動画



巨大ラバーダックのデザイナーでオランダの芸術家フロレンティン・ホフマンさんのその他の作品

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 出典:twitter

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 出典:florentijnhofman.nl(以下同)

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どうやら、アヒルに限らず巨大な動物が大好きなようです。

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