人工虹彩移植_the artificial iris implant
  イメージ図
人工虹彩移植(じんこうこうさいいしょく:the artificial iris implant)とは、瞳の色を好きな色に変える移植手術のこと。アメリカ・ニューヨークの眼科医であるケネス·J·ローゼンタール博士によって開発されました。

この手術は、局所麻酔をした角膜に切れ目を入れ、2.8 mm程度の薄いシリコン製の人工虹彩レンズを入れるだけの簡単な手順です。手術は片目につき15分程度で終わり、無痛で安全だと言われています。
手術後の数日間は、車の運転、重い物を持つこと、スポーツを控えるくらいなので、レーシック手術と同じようなイメージです。
人工虹彩レンズは好きな色を選ぶことができ、さらに、問題がある場合は人工虹彩レンズを除去することで、容易に元の状態へ戻ることが出来るそうです。

Heterochromia_虹彩異色症
  出典:wikipedia(虹彩異色症)
この技術は、左右の眼で虹彩の色が異なる虹彩異色症の人や、目のメラニンが生まれつき少ない白皮症の人のための医療技術として開発されました。

2011年、ローゼンタール博士が先天性無虹彩症の患者に行った手術では、色を変えるだけでなく、部分的に見えていなかった視野がほとんど完璧な状態に治ったそうです。
良い事ばかりのように思えますが、手術の手順によっては、角膜損傷により、視力低下や失明につながる可能性は捨てきれないと警鐘を鳴らす眼科医もいるので、リスクがある事を理解しなければいけません。

この人工虹彩移植は、現在、アメリカ国内の医療施設の他、インド、トルコ、メキシコなど、許可を受けた国で手術を受ける事ができます。
治療費が8,000ドルくらいとまだまだ高額ですが、レーシックと同じように技術の向上や導入するクリニックが増えることで、価格は下がってくるでしょう。 そうなれば、毎日カラコンを付けている人たちが美容上の理由だけで利用するかもしれません。
いずれにしても、日本に入ってくるのはまだまだ先の話だと思います。

ソース:Surgeon pioneers new technique to CHANGE the colour of your eyes | Mail Online
    Artificial Iris Implant Surgery - Vistar Eye Center
 ※眼の手術シーンの画像や動画が含まれるため、閲覧注意!





[海外の反応]

ついに!Yaaaaay!

人工虹彩移植やってみたい!

痛そう・・・

パリス·ヒルトンが順番待ちリストに入ってるに違いない。よく知られてるように、彼女はブラウンの目を隠してブルーにしているから。

パリスヒルトンは、もうやってるんじゃない?

クリスタルゲイルの曲 "Don't it make my brown eyes blue(邦題『瞳のささやき』)"が浮かんできたよ。

僕は茶色の目だけど、コストによって手術しようかな。選ぶのは真っ赤...って冗談で、もちろん深い青色だよ。

なんで茶色より青い目が良いんだろう?

金髪と青い目がルールだから!

こんなのアメリカ食品医薬品局(FDA)は許可してるの?

純粋な虚栄心の為に失明の危険を冒すなんて無責任

健康上の理由以外でするべきではありません。これはクレイジーだ!

私は虹彩異色症で生まれました。青い目と緑の目です。私はこの違いを愛しているから、自分の世界は変えない!

僕の目は茶色と青緑。恥ずかしいなんて感じたことがないよ。


[おまけ]

虹彩異色症は、先天的な特徴として遺伝するほか、病気や事故による虹彩の損傷等によって現れます。
Wikipediaによると、著名人では、デヴィッド・ボウイ(後天性:事故が原因)、映画監督のデヴィッド・フィンチャー、24のジャック・バウアーを演じたキーファー・サザーランド、日本人では奥菜恵さんが虹彩異色症です。

また、ヒトよりも動物、特に犬や猫に多く見られます。 動物の中でも白い猫に多く、瞳の色が違うことで『オッドアイ』と呼ばれ、ペットとしての人気も高くなります。


オッドアイ_odd_eyed_虹彩異色症
  出典:FIND THE WAY IN YOUR LIFE.
オッドアイ_odd_eyed_虹彩異色症
  出典:wikipedia(以下同)
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オッドアイ_odd_eyed_虹彩異色症


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